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世界フィギュアスケート選手権2015 その2

ショートでは、無事に1位で発進することができて、ホッとしました。
最初の夜はホテルに戻って簡単に持ってきた軽食をとって休みました。

二日目。
ホテルの朝食はとってもよかった!
飲茶系、洋食系のバイキングで、
朝、しっかりいただきました。
夕食はあまり期待できない(試合が終わるのが遅い)ので、
朝、バランスのとれた美味しいごはんが食べられたことは
旅行中、元気でいられた要因だと思います。
HISさん、ありがとうございました。

さて、バスで会場へ向かいます。
上海は大きな都市ですね。
そして、新しい立派なビル群と
100年前のレンガ作りの洋館が入り混じっており、
不思議な雰囲気でした。
2010年の万博の時に、かなり整備されたそうで、
今回の会場も美しい公園に囲まれたきれいな会場でした。

会場に入るまえ、ちょうどスモールメダルイベントが
終了したところだったのでしょうか、
チン・パン / ジャン・トン組とすれ違いました!
声をかけていいか迷いましたが、
声をかけたら、トンさんが低いいい声で
「ハーイ!」と答えてくださいました。
いや〜〜、近くでみると佐々木蔵之介に似た
いい〜男でした。

まずは、女子フリーをみました。
席は昨日より少し前。
試合はとっても面白く、女子は皆美しく、
素晴らしかった。
特に私はジジュンリーが美しいなぁと思いました。
自国開催でちょっと緊張したのかもしれないけど、
美しいです。私の好みです。
でも、すごいのは、わたしたちの前の列の人達です。
出入りが激しい。
自分の席じゃないところに座っていてる。
後からきたその席のチケットを持っている人ともめる。
人形を投げてはいけないエリア(テレビカメラやスタッフがいるところ)からも、
何度言われても人形を投げ込む。
などなど。挙げたらきりがないですが、
最初はびっくりしたし、警備係のお姉さんに言ってもらったりしましたが、
あまり改善はなかったですね。でも、そういうもんだと割り切って
試合に集中しました。

女子フリーと男子フリーの間の時間にHIS主催のランチに参加。
いわゆる中華のご馳走だったんですが、なかなか私たちには
食べにくいものもありました。でもエビや、後半に出てきたスープ、
蒸しケーキなどおいしくいただきました。

さて、男子フリーです。もう緊張しかありません。
試合の内容は割愛します。
ブレジナさんの王子様っぷりとか書きたいけど、
あまりにも長くなるので、やめます。
最終グループになりました。

そしてそして、いよいよ羽生選手の番です。
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私の席から撮った写真です。

フリーでは、最初のサルコウが2回転。パンクですね。
観客は息をのみました。
次の得意なはずのトウで、なんと転倒。あああ。
でも、起き上がったときの羽生選手の顔、見ました。
自分のころんだ所を冷静な目で見ていたのです。
私は、別に根拠はないけど、あーこの後、しっかり滑れるなと確信しました。
そして、そのとおり、そこから先は堅実に美しく滑り切りました。
イナバウアーでは、会場中から大歓声が起こりました。
私の友人はトリプルのコンビネーションが決まったところで、涙を流していました。
私ももらい泣き。
ほんと、羽生選手は頑張りました。
最後の両手でファントムの仮面を剥いだのには驚きました。
本人は終わった直後がっかりしている様子でしたけど、
でも、プーさんの雨が降りしきる中、笑顔でみんなに挨拶していました。

私の目に焼き付いて離れないのは、挨拶が終わってリンクから上がってくるちょっと前のしぐさです。
自分の筋肉を一つ一つトントンってしながら、ご苦労様、ありがとう、みたいにしていたところです。
なんかその姿にぐっときてしまいました。お前たち、よくがんばったな、ってゆづがお礼を言ってる!
身体と心の関係をちらっと垣間見る機会でした。

表彰式の前、ドアの向こうで、しきりにオーサーにここはこうやって締めて、こう入ればよかったのにーって
かなりしつこく話しかけていて、相当悔しかったのだな、と思いました。
でもね、4回転を二つとも失敗して、優勝してしまったら、ゆづの為にもよくなかったと思うの。
それより、一人で手術、入院のあとトレーニングしてここまでやれたことが凄いことです。
そのことこそ、評価されるべきです。
いつでも最高の状況で試合ができるわけじゃない。今回のような大変ななかでも銀メダルをとれる
実力というか、底力があるのが素晴らしい。
表彰式はほとんど真横から見る感じになりましたけど、この目で見られて本当によかった!

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さて。後から正面からの映像をみるチャンスがあったから、わかったことですが、
私の席からは何もみえず。
オーサーをはさんで、ゆづが銀メダル、ハビが金メダルをオーサーにかけてあげてたんだね!

最後に忘れられないことがありました。
会場からはけるとき、私と友人が「ゆづー!」と呼んだらくるりと振り向いて手を振ってくれました。
その前に大きな声で叫ぶ人がいて、あーもうこっちは見てくれないかな、と
思ったあとの出来事だったので、嬉しかったです。あの顔は忘れません。
優しい顔でした。ちょっとよそ行きだったけれども(笑)。

その後のニュースでは、腹部の傷も縫合糸がいたずらしているらしいとやっていましたが、
国別には出場すると発表されました。
彼がリベンジしたいというなら、応援するだけです。


上海まで行って応援できてよかったです。

私も友人も経理の仕事をしている関係で、エキシビジョンは見ずに日曜に戻ってきました。
でも、試合の二日間、応援したことはきっと忘れません。
羽生選手が過去の優勝は過去のものです。って言ってたのですが、
一番気にしてプライドがじゃましていたのは、羽生選手自身だったのじゃないかしら。
今回の銀メダルで、本当に荷が下りて自然体で試合にチャレンジできるような気がします。
しっかし、「負けず嫌い」が服着ているみたいな人だな。
これからも、がんばって。
私も今回、声を出して応援しました。
「ゆづ、がんば!」

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これは、滞在したホテルのロビー。いいホテルでしたよ。

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私の戦利品。パンフ、新聞、3Dのポストカード。
by hrm163t | 2015-03-28 23:59 | 羽生結弦・フィギュア

「のれんにうでおし」を言い間違えても平気な顔の、ミーハーおかあさんの日記


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